9月20日、北海道で2つの代表校が決まった。北北海道は遠軽、南北海道は札幌山の手。冬の花園へ向かう51校のうち、最初の2校だ。年末から正月の7日間、東大阪のラグビー場には全国の高校生と、その家族と、OBと、ただのラグビー好きが集まる。この記事では、第106回大会(2026年度)の日程、51校の決まり方、シードの意味、観戦のコツを、大会主催者と協会の発表で確かめられた事実だけで整理する。読み終えたら、いつ、どの試合を、どう見に行くかを自分で組み立てられるはずだ。
- 第106回全国高等学校ラグビーフットボール大会は、2026年12月27日・28日・30日、2027年1月1日・3日・5日・7日の7日間、東大阪市花園ラグビー場などで開かれる(全国高等学校体育連盟の発表、2026年10月時点)。
- 出場は51校。各都道府県1校が基本で、北海道と東京が2校、大阪が3校。第105回は記念大会で、埼玉・千葉・神奈川・愛知・福岡が1枠ずつ増えた56校だった。
- 51校の大会は1回戦19試合で、13校が2回戦から登場する。全部で50試合、1回戦から勝ち上がった優勝校は6試合を戦う計算になる。
- 直近の第105回(2026年1月7日決勝)は桐蔭学園が京都成章を36-15で破り、3大会連続の優勝。
Contents 目次
花園2026(第106回)の日程は?12月27日開幕、決勝は1月7日
第106回大会は、2026年12月27日(日)に開幕し、2027年1月7日(木)に決勝を迎える。試合日は27日・28日・30日・1日・3日・5日・7日の7日間で、1日おきに試合が入るのが花園の形だ。主催は全国高等学校体育連盟、日本ラグビーフットボール協会、大阪府・大阪府教育委員会、毎日新聞社。会場は東大阪市花園ラグビー場と東大阪市多目的球技広場と発表されている。
どの日に何回戦を行うかは、2026年10月11日時点で第106回としての発表を確認できていない。参考までに、直近2大会は同じ割り当てだった。
| 第106回の試合日 | 第104回・第105回で行われた回戦 |
|---|---|
| 2026年12月27日(日) | 1回戦 |
| 12月28日(月) | 1回戦 |
| 12月30日(水) | 2回戦(シード校が登場) |
| 2027年1月1日(金・元日) | 3回戦 |
| 1月3日(日) | 準々決勝 |
| 1月5日(火) | 準決勝 |
| 1月7日(木) | 決勝 |
組み合わせ抽選会の日は、10月11日時点で未発表だ。MBSの大会特設ページ「HANAZONO LIVE」には「12月(土)」とだけ表示されている。第105回の抽選会は2025年12月6日(土)に大阪市で開かれ、毎日新聞社がWebでライブ配信した。
出場51校はどう決まる?北海道・東京は2校、大阪は3校
答えは、都道府県ごとの予選(地区大会)の優勝校。各都道府県1校が基本で、北海道は北北海道と南北海道、東京は第1地区と第2地区、大阪は第1〜第3地区から代表が出る。47+1+1+2で51校、という計算だ。
| 代表数 | 都道府県 |
|---|---|
| 3 | 大阪(第1・第2・第3地区) |
| 2 | 北海道(北・南)、東京(第1・第2地区) |
| 1 | 上記以外の44府県 |
ここでひとつ注意。ネット上には「埼玉や愛知も2枠」と書いたページがあるが、MBSの第106回地区大会一覧では、埼玉・愛知・千葉・神奈川・福岡はいずれも1枠だ。2枠だったのは前回の第105回。リセマムなどが報じたとおり105回の記念大会として5校増え、この5県が2代表になって56校で行われた。第106回は51校に戻る。前回の感覚で「神奈川は2校出る」と思っていると外れる。
地区大会の決勝日は次のとおり(MBS「HANAZONO LIVE」の地区大会日程、2026年10月11日確認)。すでに終わった地区の代表校は、同じページで確かめられる。
- 9月20日:北北海道・南北海道(遠軽が4大会連続14回目、札幌山の手が2大会ぶり23回目の出場を決めた)
- 10月:岩手・宮城(10日)、山形(17日)、秋田(25日)、佐賀(31日)
- 11月上旬〜中旬:多くの県が11月7日・8日・15日に決勝。大阪の3地区、千葉、神奈川、福岡はいずれも15日
- 11月21日:福島・埼玉・愛知・徳島(最後の決勝日)
福井と島根は10月11日時点で決勝日が「未定」。51校がそろうのは、11月下旬になる見込みだ。
花園のシードとは?2回戦から登場する13校
シード校とは、1回戦を戦わずに2回戦から登場する学校のこと。51校の大会では13校がこれにあたる。
数で確かめてみる。2回戦は32校・16試合。51校から32校に絞るには、1回戦で19試合を行えばいい。19試合に出るのは38校。残る13校が2回戦からの登場、つまりシード校だ。日本ラグビーフットボール協会の試合日程で51校だった第104回を数えると、1回戦は12月27日・28日の19試合、2回戦から登場した学校は13校で、計算どおりだった。
シードかどうかで、優勝までの道のりは1試合変わる。1回戦から勝ち上がれば6試合、シード校なら5試合。12月27日から1月7日までの12日間で、1日おきに試合が続く。高校生の体には、この1試合の差は小さくない。報道ではシード校を「Aシード」「Bシード」と呼び分けることもあるが、第106回のシード校は10月11日時点で発表されていない。発表されたら、まずどの山(トーナメントのブロック)にどのシード校が入ったかを見ると、大会の流れが読みやすくなる。
Q1第105回は56校、第106回は51校。1回戦の試合数はいくつ違う?答えを見る
5試合違う。2回戦の32校に絞るため、56校なら1回戦は24試合(シードは8校)、51校なら19試合(シードは13校)になる。日本ラグビーフットボール協会の日程でも、第105回の1回戦は24試合、第104回は19試合だった。
花園の試合時間は、30分ハーフ(MBSの大会ルール解説)。プロやリーグワンの40分ハーフより短いぶん、序盤の1本のトライ、1本のゴールの重みが大きい。ルールの基本はラグビーのルール初心者ガイド、ポジションごとの役割はポジションと役割で押さえておくと、高校生のプレーがぐっと見やすくなる。
直近の花園は?桐蔭学園が3大会連続で優勝
答えは桐蔭学園(神奈川)。第103回から第105回まで3大会続けて優勝している。日本ラグビーフットボール協会の記録で、直近3大会の決勝は次のとおり。
| 大会 | 決勝の日 | 優勝 | スコア | 準優勝 |
|---|---|---|---|---|
| 第103回 | 2024年1月7日 | 桐蔭学園 | 8-5 | 東福岡 |
| 第104回 | 2025年1月7日 | 桐蔭学園 | 40-17 | 東海大大阪仰星 |
| 第105回 | 2026年1月7日 | 桐蔭学園 | 36-15 | 京都成章 |
第105回の準決勝は、桐蔭学園が大阪桐蔭に24-21、京都成章が東福岡に38-19。神奈川新聞によると、桐蔭学園の優勝は通算6度目だった。第103回の決勝は8-5。トライ1本とペナルティゴール1本の差で決まる試合が、高校日本一の舞台でも起きる。
前回王者が神奈川の1枠を勝ち抜けるか。地区大会の段階から、すでに第106回の物語は始まっている。
花園の観戦のコツは?「朝から3会場」と「寒さ」を前提に
序盤の観戦のコツは、朝から複数のグラウンドを回るつもりで行くこと。そして、とにかく寒さに備えること。この2つだ。
第105回の1回戦(2025年12月27日)は、午前9時30分から午後3時45分のキックオフまで、東大阪市花園ラグビー場、第2グラウンド、花園第3の3会場で試合が組まれていた。1日で地元の代表校と、気になる強豪校をはしごできるのは、1回戦と2回戦の大きな楽しみ方だ。準々決勝以降はメインの花園ラグビー場に集約されていた。
- 会場の位置をつかむ東大阪市花園ラグビー場は、Jリーグの公式サイトで入場可能数26,443人と案内されているスタジアム。大阪観光局の案内では、花園中央公園の最寄り駅は近鉄奈良線の東花園駅で、徒歩約15分だ。
- 組み合わせ発表後に「見る試合」を決める地元代表、シード校の初戦、前回王者。1回戦と2回戦は同時刻に複数会場で試合があるので、時刻表を先に作っておくと迷わない。
- 寒さ対策は「座ってから」を基準に年末年始の東大阪で、屋外のスタンドに数時間座る。動いているときの服装では足りない。ブランケット、カイロ、温かい飲み物。冬の観戦の持ち物は冬のラグビー観戦の持ち物で詳しく扱っている。
- 行けない日は配信を使うMBSの「HANAZONO LIVE」では、地区大会の決勝も無料でライブ配信されている(10月10日の宮城地区決勝など)。本大会の放送予定ページも用意されている。
チケットの発売方法と料金は、2026年10月11日時点で第106回の公式発表を確認できなかった。組み合わせ抽選会のあとに大会の公式情報を確認してほしい。
自分にとって花園は、観客席より先に、チームの一員として行った場所だった。
その札幌山の手が、第106回にも南北海道代表として戻ってくる。リーチのその後はリーチ マイケルの現在地で追っている。花園のスタンドで見る高校生のなかに、10年後の日本代表がいるかもしれない。そう思って見ると、1回戦の大差の試合にも目を離せない瞬間がある。
花園の7日間は、12月27日に始まり1月7日に終わる。51校、50試合。勝ったチームも負けたチームも、そこまでの3年間を全部持ってグラウンドに出てくる。日程を押さえ、出場校の決まり方とシードの意味を知っておけば、組み合わせが出た瞬間から大会の楽しみ方が変わる。今年の冬は、ぜひ一度、東花園の駅から歩いてみてほしい。
2026年12月27日・28日・30日、2027年1月1日・3日・5日・7日の7日間(全国高等学校体育連盟の発表)。決勝は2027年1月7日(木)。直近2大会と同じ割り当てなら、27日・28日が1回戦、30日が2回戦、元日が3回戦、3日が準々決勝、5日が準決勝になる。 第106回は51校。各都道府県1校が基本で、北海道と東京が2校、大阪が3校。第105回は記念大会で、埼玉・千葉・神奈川・愛知・福岡が1枠ずつ増えた56校だった。 1回戦を戦わずに2回戦から登場する学校のこと。51校の大会では1回戦が19試合で、13校がシード校として2回戦(12月30日)から出場する。シード校は優勝まで5試合、1回戦から勝ち上がる学校は6試合を戦う。 第106回の抽選会の日付は、2026年10月11日時点で未発表。MBSの大会特設ページでは「12月(土)」と表示されている。第105回は2025年12月6日(土)に行われた。 第105回(決勝2026年1月7日)は桐蔭学園(神奈川)が京都成章を36-15で破って優勝した。桐蔭学園は第103回・第104回に続く3大会連続の優勝。2026年の花園(第106回全国高校ラグビー大会)の日程は?
花園に出場するのは何校?
花園のシード校とは?
花園の組み合わせ抽選会はいつ?
前回の花園の優勝校は?
参考:全国高等学校体育連盟 令和8年度大会情報(確認日2026-10-11)/MBS HANAZONO LIVE 第106回大会(確認日2026-10-11)/日本ラグビーフットボール協会 高校の試合日程・結果(確認日2026-10-11)/Jリーグ公式 東大阪市花園ラグビー場(確認日2026-10-11)/リセマム 第105回大会の抽選会・56代表(確認日2026-10-11)
