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World Rugby、ヒップドロップ・タックルを11月1日から反則にニードロップも禁止と明確化(2026年10月7日発表)

World Rugbyが10月7日、危険なタックルの規則を明確化。横や後ろから脚に体重を落とすヒップドロップは11月1日から第9条13に明記され、少なくともPK。ひざをついて入るニードロップも既存規則で禁止と整理した。

Text — LEO Published — Updated — Read — 2分

World Rugbyは2026年10月7日、危険なタックルに関する競技規則の明確化を発表した。後ろや横から相手の脚に体重を落とす「ヒップドロップ・タックル」を第9条13(危険なタックル)に明記し、11月1日から適用する。ひざを地面についてから入る「ニードロップ・タックル」は、すでに規則違反にあたると運用ガイドラインで示した。

Pointこのニュースの要点
  • ヒップドロップ・タックルは2026年11月1日から第9条13の「危険なタックル」に加わり、罰則は少なくともペナルティキック。
  • ニードロップ・タックルは新ルールではなく、第13条(地面にいるプレーヤー)などで既に禁止されている行為として、10月5日付の運用ガイドラインで整理された。
  • 改正は選手の安全(プレーヤー・ウェルフェア)が理由で、World Rugby執行委員会が9月28日に承認した。


何が決まったのか? 2つのタックルの扱いを整理する

World Rugbyの規則改正ページによると、ヒップドロップ・タックルは、横か後ろからつかんだボールキャリアに対し、タックラーが回り込むように振るか、倒れる瞬間に相手の脚へ腰や体重を落とす(両方も含む)動作と定義された。

一方のニードロップは、タックルの直前にひざを地面について構える動き。タックラーの頭が急に下がり、ぶつかったボールキャリアも裏返るように倒れやすい。ガイドラインは、この動きで双方の選手のケガが増えていると指摘する。タックルと同時に体が地面に触れるだけなら、危険でない限り反則としない。

項目 ヒップドロップ・タックル ニードロップ・タックル
扱い 競技規則の改正(第9条13に追記) 運用ガイドライン(既存規則の確認)
根拠条文 第9条13(危険なタックル) 第13条3c、第9条11、第9条13
開始日 2026年11月1日 2026年10月5日
罰則 少なくともペナルティキック ペナルティキック

カード(イエロー・レッド)の基準は、今回の発表には明記されていない。改正ページは、11月1日までにレフリーの判定方法と懲罰の扱いについて作業を進めるとしている。

日本のファンにとっての意味は「笛の理由が1つ増える」

これまでタックルの笛は「高さ」に目が行きがちだった。そこに「どう倒したか」が加わり、もともと反則の「ひざをついてから入ったか」にも目が向く。

後ろから追いついて必死に引き倒す瞬間、倒し方まで考える余裕はなかなかない。選手には体に染みついた動きを変える作業になるはずだ。選手会代表として執行委員会に入る元アイルランド代表ロブ・カーニー氏も、慣れるまでの難しさを認めつつ、大ケガから選手を守る正しい判断だと述べている。

ケガが減るなら、それがいちばんだ。なお、各大会への具体的な適用は今回の発表では触れられていない。

次の予定は? 11月1日の適用開始

ニードロップの運用ガイドラインは10月5日から適用済みで、ヒップドロップの規則改正は11月1日から。判定・懲罰の詳細が出たら追いかける。

タックルの基本と2026年の高さルールはタックルのコツの記事で、11月の日本代表は欧州遠征のニュースで確認できる。

出典:World Rugby「World Rugby clarifies law on dangerous tackles」/World Rugby Passport「2026-11 Law change – Hip drop tackles」/World Rugby Passport「Dangerous tackles – October 2026」(2026年10月8日確認)

Written by

LEOEditor-in-Chief

埼玉工業大学深谷高等学校(埼工大深谷。現・正智深谷)ラグビー部出身。WTB→CTB→FLと渡り歩き、在籍中のチームは花園2年連続ベスト4。いまはラグビージャージのデザイン制作(HERCULEGEAR)に携わりながら、ラグビーの面白さを書いています。

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